2009年12月10日

タオルミーナ

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シチリアの富士山?ことエトナ山。活火山で歴史の中では大爆発でカターニアの街を壊滅させたほどの大爆発もあったそう。そんな激しい部分をすっかり隠したキレイな姿でドライブ中に目の前に現れた時には心が躍った。
ところで、こんなに美しい山の姿が望めるのは世界中の憧れの避暑地タオルミーナのさらに丘を登った上にあるカステルモーラの展望台。海から切立った場所に街があるタオルミーナよりもさらに上をグネグネと曲がる道を登ったところにあります。「はぁ、運転任せててよかったー」とおもう瞬間。
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山の上の街、カステルモーラは一周ぐるりと散歩しても一時間もかからないこじんまりとした場所ですが、花やサボテンが青い空に向かってニョキニョキと茂っている静かな町。
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誰もいないなー、人気の観光地の近くとは言えオフシーズンだからやっぱり空いててよかった〜と思っていると観光バスが到着。アメリカ人と思われるお喋り団体に小さな町は一気に占領されたので静かな印象が崩れないようにソソクサと退散。

本日のメインイベントは、世界の憧れの避暑地タオルミーナ訪問。だったのですが、市街地の近くの駐車場の掲げている値段があまりに高く素通り…ちょっと山を下ったところに閉店したレストランの空き地がありそこから歩くコトに。
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歩き始めてすぐに展望台発見。これ、映画「グラン・ブルー」で有名なイソラ・ベッラです。恥ずかしながら映画グラン・ブルーを観たことの無いモグリな私ですがこの島のビジュアルくらいは知っている。もっと深いブルーの海が印象的だったけれども午前中の海は逆光で思ったような色の海の色ではなかった。まぁこれだけの光景を見られたのだから、これ以上を求めるのは贅沢ですかねぇ。
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街までの道で見かけたもの。なんだろう?と説明が気を読んだら昔のお墓でした。あんまり写真に撮るべきではなかったかな…。

そして街に到着。さすが人気の観光地、ヒトが多い!きっとブログにUPしてる写真ではポツポツくらいにしか見えませんが、今回のシチリア旅行で訪れた中ではダントツに観光客が多かった。久しぶりの人混みに調子が狂ったのか、連日の食べすぎが響いたのかここで私が腹痛を起こしてカフェのトイレに緊急避難。余談ですがここのトイレ便座の無いタイプでお尻を便器につけずに用をたすのに空中椅子状態での筋トレを強いられ大分苦しかった。こういうタイプの便座ってイタリアでちょくちょく見かけたのだがどうやって使うのが正解なんだろう?謎だ。
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お腹の調子が戻って、一応トイレ借りただけでは立ち去れないのでお茶とカンノーロ(リコッタチーズのシチリア定番のお菓子)を頂く事に。えっ?さっきまでお腹痛かったのに無謀?!そんな声も聞こえてきそうですが、驚きはお菓子を口に含んだ時。いまだかつて無いまずさ!カンノーロはシチリアで何度も食べたけれども、まずいのは後にも先にもここだけ。しかし周りを見渡せば結構人は入っているカフェ。ありがちな超人気観光地はまずいお店でも人が入るので努力を怠っている図が見えてきた。なんだか、その時点でタオルミーナに関するやる気激減。
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タオルミーナのメインロード。ここを歩いて街中を横断するのだが、どこを見ても安っぽいおみやげ物屋さんだらけ。うーん、前にも書いたがタオルミーナって「世界中が憧れる避暑地」ってガイドブックなどには書かれているけれども、私的には観光地化されすぎたちょっと残念な場所。イメージとしては軽井沢とか嵐山のお店が一杯並んでいる通りとかそんな雰囲気と言えばわかっていただけるだろうか?

気を取り直してギリシア劇場へ。ここはシチリアの観光施設の中で年間もっとも来場者が多い場所だとか。期待して行きましたが、……。
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これまでの旅で壮大な遺跡を見続けた私にはかなり期待はずれ。そんな顔をして歩いていたからか、同じ思いをしているイギリス人に声をかけられた。「こんな場所に来たかったんだねぇ、ボク達…」何故かスーツを着込んでいた彼に旅行か?と聞いて見ると、とある企業のカンファレンスがタオルミーナであり、つまらない内容だったので会場を抜け出して散歩中だとのこと。まぁ、ギリシア劇場が残念だったのは分かるけど、会社のお金でこれだけ晴れた明るい場所にこれたのはラッキーでしょ」と言うと、たしかにと笑っていた。それにしても、こんな不景気の時代に観光避暑地でカンファレンスなんて出来るバブリーな業界が存在するもんなんですね…。

タオルミーナの街中は結局何が見たいってワケでもないし、まずいカフェ経験で美味しいご飯も期待できないしと最初に興奮したイソラベッラの美しいビーチを間近でみて気分を盛り上げようと海岸線に向かう。
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期待したビーチ、砂浜ビーチとは縁遠い小石ビーチでした。石に埋もれて歩くのがつらい…世の中遠くで見たほうが美しいものが沢山ある良い経験になりました。そんなこんなでシチリアの旅行中でもっともがっかりな地域がタオルミーナ。きっとゴージャスホテルやセカンドハウスに泊まってプールサイドで読書をしながらカクテルを飲むような余裕のある旅人には山があって海がある素晴らしいロケーションなのでしょうが、残念ながら庶民の目には普通の観光地に見えてしまった。それでも足を運んで良かったのは展望台からみたエトナ山と、遠くから観たイソラ・ベッラの美しさ。せっかくなのでモグリを脱出してイギリスに帰ったらグラン・ブルーのDVDを買おうと決意したのだった。

追伸;イギリスに戻ってきました。何人もの方がお気付きのとおり、今書いているシチリアの記事は2週間以上前のもの…記憶が薄れない間にUPしなきゃというのと、日本の旅の報告が越年しないようブログの更新頻度を上げなくちゃとひとり焦っています。気持ちに更新ペースがついてくるか分かりませんが、お付き合いの程お願いします。
posted by hiroex at 00:53| Comment(4) | TrackBack(0) | トラベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
白と青のコントラストが素晴らしい!
「グランブルー」数年前に観たきりですが、大好きな映画の一つです。ここがロケ地だったのかぁー。(せっかくロケ地へ行ったのだからぜひhiroexさんも観てみて!主人公に惚れちゃいますよ。若き日のジャンレノも素敵です)写真を見てたら、また映画観たくなっちゃいましたわー。

それにしても、観光地化しすぎてる所って残念な店が多くガッカリですよねぇ。世の中ほんとに美味しい物ばかりなので、たまーに出会う不味い店って、ある意味超貴重(苦笑)
にしても、シチリア行ってみたいですわ!

日本滞在記も楽しみにしてますよ。
きっと美味しいもんいっぱい出てくるんやろうなぁ〜。
Posted by sacchila at 2009年12月10日 01:24
素敵な旅でしたね〜、、、どのお写真見せてもらっても羨ましい、、、とため息しか出ません(笑)
こんなに青い空と海と美味しいものが満載のところがこの世の中に存在するなんてー!と暗くて天気悪くて寒いところにいるとまるで天国のように見えてきますね(笑)
グランブルー、私も大好きな映画です、、、久しぶりにまた見たくなりましたよ!
Posted by Saori at 2009年12月10日 01:44
>sacchilaさん
グランブルーお気に入りですか!ロケ地を訪れて勝手に見たような気分で「おぉ、映画と一緒だ」など嘘ついてた私ですが、せっかくなのでぜひ見たいと思います。近くのHMVに無かったのでアマゾンで買います!

そうそう、あんなに美味しいモノが多いシチリアにあってあのまずさは処刑ものでした。なぜこんな残念な事が起こるんだ〜って叫びたかったよ、あの時は。

しかしイタリアにも日本にもとても美味しいモノが溢れていてやっぱり大きくなって帰ってきました。もうすぐクリスマスですが日本人らしく和食でダイエットせねば...。
Posted by hiroex at 2009年12月11日 01:57
>Saoriさん
ほんと、しばらく経って暗いイギリスにてシチリアの写真をみると「こんな所に居たの現実だったんだ」と夢のように思えてきます。
グラン・ブルーお気に入りの映画なのですね。何故か今までから見たいと思っているのに機会が無くお近づきに慣れなかった映画ですがロケ地に行ったのですから距離はググッと近づいたので今度こそ映画みたいと思います。最近ブルーレイが出てきたからかDVDが安くなっていてありがたいですね。グランブルーも安くなってればよいのに!
Posted by hiroex at 2009年12月11日 02:00
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